2016年7月クールに始まったフジテレビ系列のドラマ、ホープ。

どのくらいの人が見ていたかはさておき、なかなか学ぶことが多いドラマでした。

そう、自分のなかに「視点」をもつことで、テレビドラマからだって人生や仕事の教訓は学ぶことが出来るのです。

さて、このドラマから学ぶべきことは何でしょう?

 

まず、主人公たちが営業研修で出された課題は以下のようなものでした。

「1万円を資本として、何かを仕入れ、それを売り、利益をあげなさい」

制限時間はその日の営業時間終了までです。

さて、あなたなら何を仕入れて、何を売りますか?

 

主人公たちはタオルを仕入れました。

原価が安く、持ち運びがしやすいというメリットがあります。

が、簡単には売れません。

もちろん、友人、知人や家族に売ればどうとでもなる課題です。

でも、それでは意味がないのは当たり前。

主人公たちもそれを諭されました。

ここから、研修課題は結果よりも過程が大事だということを学ぶことが出来ます。

仕事であれば結果が大事。

でも、研修でわざわざそれをするということは、そこにはもっと大事な何かがあるわけです。

 

ここで大事になるのが、「商売の基本」です。

 

商売とは何か?

「欲しいと思っている人に欲しいものを売る」

ごくごく単純なことですが、これが基本です。

 

では、「欲しい」と思っている人がいない場合はどうしたら良いでしょう?

 

「欲しい」と思わせる商品を作れば良いのです。

 

タオルは必要なものですが、「欲しい」と思う瞬間は限られます。

例えば子供が夏に噴水で遊んでいて、思いがけずずぶ濡れになったら?

その時はじめて母親にとって、その場でタオルの需要が発生する可能性があります。

でも、そんな特殊な環境下でない限り、タオルは家にあればよいもの。

古くなってようやく買い換えるもの。

当然、道行く人が「欲しい」と思うアイテムではありません。

 

それならどうすれば良いか?

ここで、「付加価値を付ける」というアイディアが必要になります。

もともとあるものに、特別な価値を加えることで、「欲しい」ものに変えるのです。

これなら、先ほどの基本に添います。

 

主人公たちは、タオルを氷水で冷やして、工事現場で販売しました。

真夏の熱いさなかに肉体労働をした直後のキンキンの冷やしタオル。

ただのタオルに付加価値を付けることで「欲しい」ものに変えた瞬間でした。

 

ここで学べることは、付加価値の付け方だけではありません。

もっと根本的な、「商才」とは何か、ということでした。

 

すごく単純なことに気がつけるか、はもちろん、それを実行できるか、それこそが「商才」です。

 

そして、それは万人が持ち合わせているものではありません。

やはり、人間には得意、不得意がありますから。

 

かく言う私も、この冷やしタオルを売る、という発想にはなれませんでした。

仮に思いついたとしても、今からそれを売りに行こうとは思いません。

実行の伴わないアイディアは一円の価値もない。

つまり、実行できないということは、「商才」がない、ということなのです。

 

でも、悲観することはありません。

これで自分に「商才」が無いと気がつけたので、「商才」のあるビジネスパートナーを探せば良いからです。

無いものを補い合って「付加価値」を創るのがビジネスです。

そのためにも、自分には「商才」が無いことを知っておくことはとても重要です。

もちろん、その「代替」に差し出せる自分の「才」を知っておくことは非常に重要ですけど。

 

有名な例え話で、アラスカに暮らす人達に冷蔵庫を売る営業マンのエピソードがあります。

マイナスの世界に暮らす人達に、どうやったら冷蔵庫を売ることが出来るのか?

そこに付加価値をどう付けたら良いのか?

「商才」を持つひとは、こうした発想を息をするのと同じ感覚で出来てしまうのです。

 

 

この答えは、ぜひ自分でさがしてみてください。

ネットで検索する?

それは研修の意味がない、といった冒頭の話と同じです。

まずは自分で考え、仮説なりとも答えを出しましょう。

それに、ネットで検索した答えだけが正解、と言うワケではないでしょう。

最終的には売れたら正解、ということですから。

 

ドラマ、HOPEから学ぶ、「商才」の有無。

これも一つの仕事術です。